冨松愛子さん|泣きながら子育てするなか、心機一転フリーランスで独立してみたら、子育てが変わった。
子育てをしながらフリーランスとして独立するのは、ハードルが高く見えて尻込みしてしまうという人も多いのではないでしょうか。積み上げてきた経験を活かして、思い切って独立したことで、キャリアも子育てもうまくまわりはじめたという冨松愛子さんに話を聞きました。
ご経歴:
大学卒業後ホットヨガスタジオの店舗運営を経験。女性の転職支援やお花のサブスクの企業での広報職を経験後、二人目出産を機にフリーランスとして独立。産後二ヶ月で仕事復帰をし、現在は複数社の広報支援をしながら、4月の小学校の壁を前に働き方を模索中。6歳と2歳の男の子のママ。
フリーランス広報の仕事とは
フリーランスとして、企業の広報PR支援をしています。業務委託で企業と契約し、テレビや新聞などのメディアに企業情報を掲載いただくために記者さんにアプローチしたり、企業の広報戦略を考えたりしています。
最近では新人広報さんの育成や、フリーランスの広報さんが集まるコミュニティを運営しています。
フリーランスになったきっかけ
二人目の出産を機に、フリーランスとして独立しました。
正社員で働いていた会社を退職して、ちょうど次の転職先を探している最中に妊娠が発覚したんです。妊娠していると分かる前からつわりの症状が出る程体調不良が続いたので、この状態で出社は無理だと判断し、転職を諦め無職に。
妊婦でどう仕事をしようかと考えていたのも束の間、お腹の赤ちゃんの状態が悪化し入院することに。約三ヶ月の入院生活を経て出産を迎えました。
長男が保育園に通っていた関係で、産後60日後には就労していなければならないというルールを知り、帝王切開の回復も遅かった私は個人事業主という選択肢しかありませんでした。この時が、私がフリーランスで働くと決め腹をくくったタイミングかもしれません。
独立して、マインドも変わり子育てが楽しくなった
当時の私は、フリーランスで働くということのメリットやデメリットがあまり想像できてなかったのですが、ありがたいことに前職の同僚や知り合いに声を掛けていただき仕事にも困らず、且つ素敵なクライアントに恵まれて楽しく仕事が出来ています。
会社員時代は完全出社だったので、当時イヤイヤ期真っ最中の息子をオムツ一枚で無理やり自転車に乗せて登園していたこともありました。当時夫が単身赴任をしていたこともあり、毎日泣きながら子育てしていたのを昨日の事のように今でも思い出します。当時はもちろん精一杯で、仕事も育児も最善を尽くしていたつもりではあるのですが、当時の事を思い出す度に私の中で後悔に近い思いがあります。
独立してからは時間的余裕ができたこともあり、息子たちに怒る回数も減りました(笑) 息子たちの心の安定はママの笑顔なんだなと気付いてからは、自分のマインドも切り替え、なるべくイライラしなくて済むような環境を整えることを意識しています。
家事代行サービスを使ってみたり、週2回はYouTube見放題にしたり。イライラしたときは、保育園の帰り道に子どもたちと寄り道をしてどら焼きを食べてから帰るのを儀式にして、負の感情を家に持ち込まないようにもしています。
自分の中のルールやマインドを変えるだけでも、笑顔で入れる時間が少し長くなったりしますよね。
私は二人目妊娠のタイミングで物理的に選択肢が一つに絞られたので、そのためにどうキャリア構築すればよいのか考え、リスキリングを経て独立しました。今後も、子どもに寄り添う時間も確保しながら、自分のキャリアに関しても時間軸を少し長く考えながら少しづつ仕事の枠を広げていきたいと思っています。
YouTubeコラボ対談
「2人の子育てママが本音で語る!リスキリングで叶える、わたしらしい仕事のスタイル」
2023年3月16日(木)11:00〜12:00
ストアカで活躍中のメモレコ講師・みっちゃん先生×フリーランスのQOOLキャリア 広報・冨松愛子がこれまでのキャリアについてお話しします!
冨松愛子さんの運営コミュニティ
フリーランスで広報職をしている方向けの無料コミュニティ主宰
「フリーランス広報47」