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【欲張るキャリア vol.1】仕事は妊活の敵?女性が欲張りに働ける環境とは

妊サポが既婚女性で子どもがいない女性1,000人にアンケートをとったところ、全体のおよそ25%が現在妊活を行なっているということがわかりました。妊活をしている女性の中には、もちろん働きに出ている女性は多くいます。意外と知られていませんが妊活中の女性の多くは仕事との両立に悩んでいます。そこで今回は妊活をする女性が陥る仕事との両立ができない不安への対処法と働き続けるための環境についてみていきます。

妊活をしながら仕事は続けられないのか

妊活は一般的に考えられている体外受精などの不妊治療だけではなく、普段の生活の中での基礎体温の管理、食生活や過度なストレスを溜めない生活スタイルによって妊娠しやすい身体作りをすることを指しています。

パートナーとの子供を望んでいる女性にとって毎月くる生理は努力を踏みにじられるような思いをさせられますし、年月をかけても妊娠しない場合には諦めてしまいそうになることも少なくありません。

そして仕事をしていればなおさら「身体のメンテナンスに十分な時間を使えていないせいかも」「ストレスになっているかも」と妊活と仕事の両立ができないのではないかと不安になります。

体外受精と仕事の両立に関してはこちら

では一体どのように仕事と妊活の両立をすることができるのでしょうか。

不安になる原因を特定する

妊活と仕事の両立は原因を特定することによって解決できる可能性があります。ストレスが原因であると考えている場合は、仕事をしている自分自身がいつ、どんな時にストレスを感じているのかを見直してみましょう。

上司との人間関係、仕事量の多さによる残業、行き帰りの電車のラッシュなど思い当たる節は多くあります。そしてそれは「仕事」自体ではなく、上記にあるようないくつかの原因によるものです。

例えば電車のラッシュが原因であればラッシュに被らない時間に出社できないかを上司に相談してみることやコアタイムをずらすことをお願いできるかもしれません。

また職場の人間関係に不安を感じているのであれば、周囲の理解と協力を得られるように妊活について話をする機会を設けても良いかもしれません。中には妊活に対する理解ができない人もいますが、多くの女性が職場で妊活について打ち明けたことによって大きく働き方の改善がされているようです。

どうしても解決できない場合は休職や、転職によって自ら活躍できる環境を求めることも必要ですが、まずは自分ができることをすることが大切です。

現在では妊活女性向けの10秒で測れる体温計が販売されており、スマートフォンとの併用でデータを蓄積して逐一身体の状態を確かめることができるようになっています。仕事で忙しい女性には短時間でメンテナンスできるこのような器具はありがたいものです。

試行錯誤をしてきてもすぐに結果が出るわけではないのが妊活です。そして妊活は自分一人でできるものではありません。だからこそ周囲の協力が必要になりますし、仮に1人目を妊娠しても同じ労働環境では2人目を考えられないという場合は環境を変えることが必要になります。

では妊活しながらも仕事に励むことができる環境というのはどのような環境でしょうか。

女性が欲張りに働ける環境

妊活中の女性が働く際の悩みとして、

  • 通院による時間的制約
  • 急な体調不良
  • 精神的負担

が挙げられます。

いずれも会社や上司・同僚の理解が必要になりますし、妊活をしているということは産休・育休を今後取得する可能性があるということです。出産後の自分の仕事が今まで通りできるかどうかは会社の意向次第になる場合も少なくありません。

これまで通りに活躍しながらも妊活を行い、妊娠・出産後も活躍できる環境は以下のような環境です。

  • 妊活に理解がある職場、人
  • 産休や育休に理解があり、協力的な職場
  • 時間的制約を理解してくれる会社
  • 産後も継続的に働く環境と制度のある会社(制度を作れる余地のある会社)

女性として、仕事も家庭も、という欲はあって然るべきものです。妊活と仕事のどちらも追うために、自分のできることとして体調管理や規則正しい生活を送り、同時に理解ある環境を選ぶことも必要になるのかもしれません。