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妊活中でも転職できるの?両立を考えるうえで重要なこと

仕事をする一方で、子どもも欲しいと考えているワーママは多いのではないでしょうか?妊活中でも転職できるのか?キャリアと子育てを両立することは可能なのか?そんな考えを持っている方もいるかと思います。

そこで今回は、妊活と転職の両立を目指すうえで考えなければならないことをご紹介します。

妊活中に転職を考える理由

妊活中に転職を考える人の多くの理由は、「今の職場では子育てとの両立は難しい」ということでしょう。それは、今の職場では休みを取るのが難しい、金銭的な負担が大きい、会社の子育てに対する理解が薄いことが考えられます。現状、日本ではまだまだ企業の子育てや妊娠に対しての対応が充実していないといえます。厚生労働省の調査によると、企業全体の約6割が育児に関する制度等で法廷を上回る対応を行っていないと回答しています。そのため、妊活をしている中で転職をしたいと考えるようになるのは、自然なことともいえます。

妊活と転職のベストのタイミングはいつか

妊活をする上で、転職をするのはどのタイミングがベストなのでしょうか?企業によっては、勤続年数1年いないでは育休が取得できない等の条件がある場合があります。そのため、しっかりと計画を立てておくことが重要になります。そこで、ここでは、「転職活動中に妊娠した場合・内定後/入社直後の妊娠」について、その時に考えなければならないことをご紹介します。

まずは妊娠したタイミングが転職活動中だった場合、まずは選考を受けている企業に伝えることが重要です。企業は妊娠していないことを前提に物事を進めています。妊娠を理由に不採用になることはありませんが、このことによって職場の人との関係が悪化する可能性もあります。また、エージェントを活用している場合も同様です。務められる条件や、希望する条件も変わってくることになるため、自身のためにも周りの人にすぐ伝えることを心掛けましょう。また、このタイミングであれば、転職活動を中止して子育てに集中するという意思決定もできます。一度、落ち着いて今本当に転職すべきかを考えましょう。

次に妊娠したタイミングが内定後・入社直後だった場合、内定先の企業に伝えましょう。こちらも妊娠を理由に内定を取り消されることはほとんどないが、企業の想定している働き方とは異なることになるためです。また、入社後1年以内は育休が取れない等の条件がある企業もあり、その点も要注意です。

妊活中の転職活動のポイント

妊活中の転職活動は、タイミングによってとるアクションが変わり、体調を崩しやすかったり、企業からの見られ方など考えなければならないことがたくさんあります。そのポイントについて見ていきましょう。

パターンを想定して転職活動を進める

体調や企業の選考のタイミング、企業の条件など想定外のことが起こりうまくいかないことも多いかと思われます。そのため、想定していた通りに行かなかった時どうすべきか、何を優先すべきかといったことを考え、不測の事態に備えましょう。場合によっては、最初とは全く違う転職のすすめ方や結果にたどり着くかもしれません。もしそうだよしても、大事なのは自分で決めること。自分の選択に自信をもって転職活動を進めましょう。

面接で妊活中と伝えるべきか

面接を受ける際に、妊活中ということを伝えるべきか悩む人も多いかと思われます。これはプライベートな情報のため、伝えなければならないという義務はありません。しかしながら、子どもを作る予定はない答えてしまうとそれはうそを言ってしまうことになるため、「いずれは子どもが欲しいと考えています…」などと明確な答えを避けるのが無難です。またその際に、出産後も働こうと考えているという旨も伝えておくと、企業側も安心して選考することができます。

転職理由を伝える工夫

転職の理由が「女性に対して理解がある/子育てしながら働きやすそうな環境だから」といいったものだったとしても、それを押し出して伝えることは避けましょう。企業がほしい人材は企業で価値を出してくれる、一緒に働いていてプラスになる人です。面接や履歴書では自分が働きやすいかどうかは一度置いておいて、その企業に対して自分はどう貢献できるのか、これまでの実績から自分がどのような人なのかを伝えるよう工夫しましょう。

妊活中の会社選び

ここで重要なのは「子育てをしながら働けるかどうか」ということでしょう。現状、ワーママに理解のない会社で働けていたとしても、産後には時間や体調が変わることは多々あります。その環境が整っていなければ、自分の思うような働き方ができないこともあるため、しっかりと確認しましょう。

育休制度は活用されているか

育休制度が充実していることは、自分らしい働き方をかなえる上で重要です。具体的には、妊娠中か産前産後か等によってとるべきアクションが異なるため、確認しましょう。また、育休制度があるかどうかだけでなく育休制度がどれだけ活用されているかを確認することも重要です。取得実績を見て、制度が機能していることを調べましょう。

育休制度について>>産休&育休 – 厚生労働省

ワーママに理解はあるか

ワーママに理解がある企業かどうかは、見ておくべき観点の一つです。具体的には、ワーママが何人くらいいるのか、職場復帰率はどれくらいなのか、ワーママの管理職率はどれくらいなのか等を踏まえて見てみるとよいでしょう。ワーママが多い職場は、周りの人も理解したうえで、接してくれるため職場の雰囲気という観点でも、働きやすい環境です。

働き方は多様か

多様な働き方(リモートワーク、フレックスタイム等)を認めているかどうかという軸で見てみるのも良いでしょう。妊活中や妊娠中では体調を崩しやすかったり、会社に行くのも苦痛になる場合もあります。また出産後に、子どもと過ごす時間を確保するために、家で働くという選択肢もあるとライフスタイルも柔軟に変えていくことができます。

上記3つの内容は、企業HPだけではなかなか知ることが難しいこともあるため、企業の中に人に話を聞く、口コミサイトを見る、転職エージェントに聞くなどして調べるとよいでしょう。

雇用形態の種類

妊活中の就活は、自分の働き方を見直す機会にもなります。今一度、それぞれの働き方について見ていきましょう。

正社員

安定していて収入も高い、一番最初に思いつくのは正社員でしょう。確かに、金銭的な余裕を持ちたいのであれば、正社員が適しているでしょう。しかしながら、正社員には「拘束される時間が長い、職場での付き合いを避けられない、いざというときに融通が利かない」などのデメリットも考えられます。そのため、妊活中においては必ずしも正社員がベストな選択肢であるとは言えません。他の働き方とも比較して、自分に今一番合っている働き方を考えましょう。また、正社員の中でも上記で説明したようにリモートワーク等の制度があるかどうかによっても変わってきます。

パートアルバイト

パートアルバイトの利点は、時間の融通が利く、対人関係に悩むことが少ないといったことがあげられるでしょう。自分の体調などに合わせて働く時間や、働き先までも帰ることができるため、自由度の高い働き方ができます。半面、収入自体は正社員に比べると低い(3倍近く違うとも言われている)ため、こちらも自分のライフスタイルに合わせて考える必要があります。

参考>>主婦は正社員とパートどちらで働くのが良い?勤務時間や給料など徹底比較!

派遣社員

派遣社員という働き方もあります。位置づけとして、正社員とパートタイムの間といったところです。派遣社員の利点としては、正社員よりも柔軟な条件で働くことができることやパートタイム等と異なり、大企業で働くことができるます。また、正社員ではなかなか採用されないような仕事でも、派遣ならば仕事をすることもできます。そのため、子育てを優先しながらも自身の成長のために働くこともできます。

妊活中でも働きやすい職業

選ぶ仕事について考える必要もあります。妊活中には体に負担の少ない仕事を選びましょう。妊活中に働きやすい職業についてもご紹介します。

デスクワーク

具体的には、事務職や入力業務、電話対応等です。デスクワークは、座ったままの仕事であるため身体的な負担が非常に少ないことが考えらえます。また、事務職や入力業務などはエクセルなどのPCスキルや、専門的な知識を必要としないことが多いため、転職したとしても仕事で全くできなくて困るということはないと考えられます。

コールセンター

コールセンターも同様に体への負担がすくない仕事です。収入も高い場合も多いことも魅力の一つでしょう。一方で、精神的なストレスがかかることもあるため、その点は注意が必要です。

妊活時に転職を考えたワーママの声

妊活中に転職を考えた(考えている)ワーママの実際の声を見てみましょう。ワーママ一人一人がそれぞれの課題や悩みを抱えています。

  • 妊活をしていますが、仕事が忙しく夫とも生活リズムが合いません、、転職をしたいと考えていますが、その場合に育休がもらえるまでは1年半もかかってしまいます。耐えるべきか、転職するべきか悩んでいます。
  • 妊活に集中するために、正社員からパートに仕事を変えました。日数や時間を簡単に調整できるため、妊活に集中することができました。
  • 私の職場は、ワーママや子育てに対して理解があります。そのため、周りの人は子どもを生んで育休をとる人も多いですが、その分負担がかかることもあります。そのため、自分が妊活に集中するためにも点賞を考えています。

2人目がなかなかできず悩んでおり、そのときの仕事もこのまま続けていけるものかと悩んでいましたので、知人に相談したところ、転職して職場を変えたらいろんなことが変わるかもしれないよ!とアドバイスを受け、思い切って転職したところ、1年ほどして2人目を授かることができました。妊活をするには心のゆとりはかなり必要になってくるので、お金の余裕はなくなりますが、パートを選びました。日数、時間もライフスタイルに合わせてシフト調整ができるので、気持ちも体力もゆとりがあり妊活に励めました。

まとめ

子どもを生んで育てるという選択は大変喜ばしいながらも、働き方や生き方を大きく変える選択です。これまでに経験したことのないことも多く、妊活中の就活は大変なことが多いですが、周囲の協力やエージェントの協力を得ながら自分らしい働き方を目指して、転職活動を考えましょう。

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